Zendesk Supportで検索に使用できるチケットプロパティのキーワードについてまとめてみました
こんにちは、昴です。
今回はZendesk Supportで検索に使用できるチケットプロパティのキーワードについてまとめていきます。
はじめに
Zendesk Supportでは問合せ1つ1つをチケットという単位で管理し、ステータスでチケットの状態を把握したり、ビューを使ってチケットを管理しやすくする機能があります。
これに加えてZendeskではチケットをいろいろな手段で検索する手段があり、これによってよりスムーズに絞り込んで目的のチケットにたどり着くことができます。この手段が今回紹介する、検索時に役立つキーワードになります。
キーワード
それではキーワードを一つずつ見ていきます。よく使用するものをいくつか取り上げていきますが、基本的にはキーワード+「:」+値という検索になります。
- created(作成日)
作成日を指定して検索することができます。created:yyyy-mm-dd
(例)created:2025-01-20 [意味]2025/01/20に作成されたチケット
また、期間を指定して検索することも可能です。
(例)created>2024-12-01T10:30:00Z [意味]2024/12/01 10:30以降に作成されたチケット
-
updated(更新日)
チケットが最後に更新された日付で検索することができます。
updated>(or<)yyyy-mm-dd
(例)created>2025-01-20 [意味]2025/01/20以降で更新されたチケット -
solved(解決済みになった日)
チケットが解決済みになった日付で検索することができます。
(例)solved<2025-01-20 [意味]2025/01/20までに解決済みとなったチケット -
assignee(担当者)
担当者を指定して検索することができます。指定する値にはユーザー名やメールアドレス、ユーザーID、電話番号などがあります。その他にも担当者が自分のチケットを検索する場合は「me」や、まだ担当者が割り当てられていないチケットの場合は「none」などを値として検索することができます。
assignee:値
(例)assignee:”昴” [意味]担当者が昴のチケット -
submitter(チケットの送信者)
チケットの送信者を指定して検索することができます。値はassigneeと同様になります。
(例)submitter:me [意味]送信者が自分のチケット -
requester(チケットのリクエスタ)
チケットのリクエスタを指定して検索することができます。値はassigneeと同様になります。
(例)requester:test@abcde.com [意味]リクエスタのメールアドレスがtest@abcde.comのチケット -
subject(チケットの件名)
チケットの件名を指定して検索することができます。
subject:値
(例)subject:”テスト” [意味]件名にテストを含むチケット -
priority(緊急度)
チケットの優先度を指定して検索することができます。
priority>値(low, normal, high, urgent)
(例)priority>high [意味]優先度が高いよりも上の優先度のチケット -
group(グループ)
グループを指定して検索することができます。
group:値(グループ名 or ID)
(例)group:”サポート” [意味]サポートグループに所属しているエージェントが担当のチケット -
organization(組織)
組織を指定して検索することができます。
organization:値(組織名 or IDor none)
(例)organization:none [意味]組織に属していないリクエスタからのチケット -
tags(タグ)
タグを指定して検索することができる。
tags:値
(例)tags:test [意味]testのタグが含まれるチケット
また、いずれかのタグを含む場合の検索(tag:phone tag:fax)や指定したすべてのタグを含む場合の検索(tag:”phone fax”)などがあります。 -
fieldvalue(カスタムフィールドでその値を含んでいるもの)
指定した値を含むカスタムチケットフィールドを検索することができます。
fieldvalue:値(フィールドもしている場合はcustom_field_<ID>:値
(例)fieldvalue:テスト [意味]テストの値があるカスタムフィールドを含むチケット
またチェックボックスの場合はチェックが入っているチケットを検索することができます。チェックボックスではcustom_field_の後にフィールドIDを入力して検索します。
(例)custom_field_<フィールドID>:checked [意味]指定したフィールドにチェックが入っているチケット
-
has_attachment(添付ファイルの有無)
添付ファイルの有無で検索することができます。
has_attachment:true(or false)
(例)has_attachment:true [意味]添付ファイルがあるチケット -
attachment_name(添付ファイル名)
添付ファイル名を指定してそれを含むチケットを検索することができます。
attachment_name:ファイル名
(例)attachment=name:image.jpg [意味]image.jpgという添付ファイルがあるチケット
実際にキーワードを使った検索を行い、全体通して検索する際のキーワードの使い方のポイントとして、以下のようなものがあります。これは実際に試してみて使い易い値で検索するのが良いと思われます。
- キーワード+「:」+値
- リクエスタや担当者などの値はユーザー名(一部でも可)、メールアドレス、ユーザーID、電話番号で検索
- 完全一致か部分一致か(””で囲んだキーワードが含まれるとヒット)
(例)subject:テスト [意味]件名がテストのチケット
(例)subject:”テスト” [意味]件名にテストが含まれるチケット - 複数のキーワードを合わせるやり方として半角スペースを空けることで上記のキーワードを複数組み合わせて検索することができます。
まとめ
今回はZendesk Supportで検索に使用できるチケットプロパティのキーワードについてまとめていきました。
本ブログが少しでも参考になれば幸いです。